idea factory from newspaper 2003 9 24

内閣支持率(approval rating for the Cabinet)
 早くも、内閣支持率の調査結果がでました。
大きく支持率が上昇しました。
 しかし、安心するのは、まだ早い。
小泉内閣は、ゴルバチョフ政権の末期に似ている。
あの時の状況と、今の状況が、あまりにも似ている。
そうならないためにも、歴史から学ばなければならない。
 新内閣に、いろいろと名前を付けているが、
私は、今度の内閣は、「夏休みの宿題内閣」だと思う。
夏休みの宿題は、8月上旬にやれば楽だが、8月下旬になれば、つらい。
 かつて、日本では、日本電信電話公社と国鉄というものがあった。
この二つを改革するという大事業を行った。
 しかし、改革は、その後、どうなったか。
改革が続くと思っていたら、改革をやめて、昔に逆戻りしてしまった。
「電電改革や国鉄改革」の前の時代に、先祖返りしてしまった。
 だから、今が、8月下旬の夏休みの宿題なのである。

ドル安の問題(weak dollar,hot potato)
 どうも、関心が、円高に向かっているが、
ドル安こそ、大いに注意しなければならない。
 ドル安は、アメリカにとって、命取りになる。
今のところ、ドル安は、狭心症の状態で済んでいるが、
この狭心症が進むと、どうなるか。

裁判官(gentlemen of the robe)
 アナン事務総長は、
「歴史は、非情な裁判官だ。」と述べたが、
私は、「未来は、非情な裁判官だ。」と思う。
 今のまま、中東が混乱したままの状態が続くと、どうなるか。
欧米が、地盤沈下することを意味する。
 相対的に、日本は、地盤沈下しないので、
つまり、自分が立っているところは沈まないで、まわりが沈むので、
高く見える。
 しかし、日本の繁栄は、2030年までとなる。
2030年以降は、急速に下り坂となり、観光資源で食べていくだけの国となる。
 なぜか。
これは、人口減社会が原因です。
少子高齢化が進んだ結果、老人ばかりで若者が少ない国となる。
こうなると、どうなるか。
社会保障が大きな負担となり、高率の税金で賄うことになる。
消費税は、今のところ、5%ですが、
この頃には、消費税は、30%になっています。
 2030年ごろから、東南アジアでは、繁栄の兆しが見えます。
東南アジアの繁栄は、2050年頃から始まるでしょう。
さらに、草原と砂漠の国、オーストラリアには、人口が増えてくるでしょう。
 中国は、どうなるか。
分水嶺にあると思います。
人口が大きいということは、チャンスでもあるが、リスクでもあります。
人口が大きければ、食糧とエネルギーの問題が発生します。
食糧とエネルギーの問題をどう解決していくのか。
これが、分水嶺となるでしょう。

ロケット開発(rocket development)
 ロケット開発の記事がありましたが、
ロケット開発と同時に取り組むテーマがあります。
 それは、space planeです。
宇宙を往復する旅客機です。
巡航する時は、宇宙空間を巡航する飛行機です。

地震(earthquake)
 もし、大アンティル諸島やバハマ諸島に地震が起きて、
また、海底で地震が起きて、
 アジアでは、インドシナ半島で地震が起きれば、
転機が始まるかもしれません。